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日 時:平成24年6月9日(土)14時半~
講演者: 永島 譲二氏(26F) カーデザイナー
会 場:成城大学 8号館
お申込みはこちらをご参照ください。

【講演概要】
国際化が日常語になる中で、留学、ヨーロッパに渡りオペルに就職・転職。
カーデザイナーとして活躍する現在、実体験としての世界の様子、「国際化」についてお話いただきます。

【講演者プロフィール】

幼稚園より高校まで成城学園。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒。
ウェインステート大学学士課程(U.S.Aデトロイト) 修了後、アダム・オペルAG(ドイツ)、ルノーSA(フランス)を経て、BMW AG(ドイツ)エクステリアスタジオチーフデザイナーとして活躍中。
著書「ヨーロッパ自動車人生活」、「名車の残像」共に二玄社。
現在、カーグラフィック誌に「駄車 名車 古車 デザイナー的見解」を連載中。

【講演報告】
『ありきたりのものを誰にでもではなく、それ以上の何かを求めるひとのために・・・』
寄稿者:名古屋卓爾(37経F)

BMW社の会長であったクーンハイム氏は、BMWの車造りについてこのように語っています。
これは「宝石哲学」と呼ばれるもので、「宝石」のような車で顧客を虜にするという意味になります。
最大(量)より最上(質)。エクスクルーシブである事。
この徹底した差別化によってBMWは限られた人にとっての“究極” と呼ばれています。
永島譲二先輩(26F)がデザインされているのは、この差別化。
言い換えれば、「価値」をデザインされている。
「様々な制約の中から、永島先輩はどのように「宝石」の如き「価値」を創造されているのだろうか?」
講演会で聞きたかったのはその部分でした。
答えは実にシンプルで、「自動車のデザインをする」という中学生の時の決意が、ぶれずに今もあるからだそうです。
澤柳先生が願われた、知性・心情豊かで意志強固な「独立独行-自分の信じる道を、自分で開いて往く」の社会人。
この「独立独行」を体現されたのが、永島先輩。
同じ“成城っ子” である事をとても誇らしく思いながら、忘れかけていた「独立独行」の大切さに気がつけた、
貴重な講演会でした。