寄稿者:N.T
今回の講演会はいつもとは趣が違った。
何しろ、「それではそこのあなた」と当てられる。
土曜の午後母校の教室で同窓生の話をゆっくりと聞こうと思っていた向きには、
雰囲気がちがうと思われたことであろう。
大串氏は14年間に及ぶ会社勤務ののち、独立して株式会社グローバリンクを設立。
今日ではビジネスコミュニケーションをめぐる研修の講師を精力的に行っておられる。
つまり、普段は企業での研修の先生なのである。
今回の講演会は、その研修がそのまま大学の教室で再現されたということであったのであろう。
当てられるはずである。
雰囲気もちがうはずである。
主旨は、コミュニケーションの場にあって、
どちらかが勝ってどちらかが負けるという結果は出来る限り避けるべきであり、
それは、ごく僅かの気配りや言葉の使い方によって多くの場合実現できるということである。
それを実地のトレーニングをもってその方法を教えて頂いたのであった。
これほど日々の生活に役立つこともなかろう。
“Win-Win”
折にふれて口にしてみてはいかが。