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ワンキャンパスで学んだ先輩たちのストーリーを大学生のインタビューでお伝えします。

Stories - 卒業生インタビュー - 企画について

【目的】
成城学園同窓会は、同窓生相互の親睦を図り、かつ母校の発展に協力することを目的として設立され、
これまでに多岐に亘る事業活動をしてきました。
事業活動の1つとして学生支援も行っています。

今回は、経済学部の境新一先生のゼミ生と連携し、
「実社会に向けて見識を深められる機会を提供できれば」という学生ファーストの視点で、
各業界で活躍中の卒業生へのインタビューを通じ、社会人形成期にあらたな発見と知見を拡げられる
支援を企画しました。

第10回卒業生インタビュー

取材日時:2023年9月28日(木)13:00~14:30

取材相手:吉祥寺東急REIホテル ホテルの管理部門(人事・総務、会計、仕入・購買)統括
久米祐輔氏(40回文芸)

 

Q 大学時代にいちばん打ち込んだことや、思い出を教えていただけますか。
大学時代の部活動(洋弓部)です。週2回夕方と土曜日午後の練習に加え、月曜日、水曜日、土曜日の朝練習があったので、スケジュールがかなり詰まっていました。土曜日は授業を挟んで朝と午後1時から練習することもありました。大会に向けての準備が大事だったので、それに費やす時間も多かったです。ただ、部活動を通じて仲間との絆を深めたことや、喜びを共有できたので充実した大学生活でした。大学時代は部活動が生活の中心で、4年生の始めまでほぼ部活動に打ち込んでいたため、学業とのバランスが難しかったです。部活動に熱中し、仲間と共に成長し、競技に取り組んだことは大学生活の一部であり、宝物的な経験になりました。4年生になってからは、就職活動や免許取得、そして卒論の取り組みなど苦しかった時期でしたが、良い思い出になりました。

 

 

Q 大学卒業後はホテルという接客業の道を選ばれましたが、理由は何だったのでしょうか。
自分の性格や経験から、「人見知りされないことや相手に緊張を与えないことが強みとして活かせる」と感じ、接客業に向かうモチベーションにつながりました。また、実家の商売に関わったことで大変さを理解しつつも、楽しさを感じた経験が接客業を選んだ理由となりました。

 

 

Q 中でも株式会社東急ホテルチェーンに入社を決めた理由を教えていただけますか。
入社の決め手として、全国で展開しているホテルチェーンであること、一部上場企業であること、東急グループの企業でありバックボーンがしっかりしているという点ですね。特に、全国展開のホテルチェーンで、しっかりとしたサービス体制や施設があることに魅力を感じ、入社しました。接客業が自分には合っていると思っていたので、ホテル業界や百貨店、小売業といったお客様と直接触れ合う職種をそもそも希望していました。

 

Q 業界を決める上で、自分の強みを活かしてというお話がありましたが、それ以外に業界を選ぶ上での指標はありますか。
好きな業種よりは興味がある業種が良いのではと思います。その「好き」を仕事にしてずっと好きだったらいいけど、仕事にしたことで好きだったものまで嫌いになることもあり得るので、「やってみたい」とか、「興味がある」とか、それくらいのところから掘っていくといいのかなと思います。好きなものがあってそれを仕事にするのもいいけど、それはちょっと危険もあるかなと思います。

 

Q 人事担当をされていた経験から、就活生に求める人物像を教えていただけますか。
会社だったり業界だったりで色々と違うと思いますが、私は「素直さと何かに打ち込んだ経験」を深く見ていました。会社の言いなりになるとかではなく、自分を持ちつつも他人の意見や指導を受け入れ、言われたことを一旦やってみるというような素直さを重視していました。何かに打ち込んだ経験がある人は、これからも打ち込めるベースがあると思うので個人的にはこの素直さと、何かに打ち込んだ経験があるかの2つを見ていました。

 

Q 先ほど接客業に向いていると伺いましたが、ホテル業界でサービス業務ではなく管理部門をされているのはなぜでしょうか。
これはもう会社の指示なので、「管理部門やります」と言ったわけではなくて、最初にホテル業務を2年間やった後に本社配属となりました。自分がそうでしたが、まさか自分が管理部門に行くってホテルマンはみんな思っていません。自分の意志は全くなかったのですけど、この背景には成城大学出身だということが関係しています。当時の総務部長が成城大学OBで、同窓会の下部組織に当たる『ホテル成城会』の事務局長をされていて、1999年の2月に第1回総会がありました。その直前にお会いし、その後に本社に異動になったので、『ホテル成城会』が人事に絡んでいると今でも思っています。経歴としては珍しく、ホテルに入社するとレストランや客室業務を経験しますが、管理業務を経験されない人が圧倒的に多い状況です。従って自分の意志はなくて、会社の意志ですね。ただ有り難いと思うのは、全く右も左も分からぬ時に本社の財務部というところで色々な数字を研鑽させてもらったということは、今に至るまで多くの財産になっています。自分の意志であればこのような経歴にはなってないと思うので、会社には感謝しています。入社して退職まで1回も管理部門を経験しない社員が多い中、こういう管理部門に従事していることを有り難く受け止めています。

 

Q サービス業務と管理業務のどちらも担当されましたが、それぞれ面白かった点とやりがいは異なりますか。
サービス業務でいうと、お客様と直接的に触れ合う中で褒められることはほとんどありません。チェックインしてチェックアウトするのにトラブルがないのが普通だと思われていますから、褒められたくてやろうとしてもなかなか褒められることがないのです。たまたまトラブルが発生した際、上手く対処したら褒められたり、お礼言われたりすることはあります。むしろ怒られることの方が多く、そういう点を含めてサービス業務は反応がダイレクトなので面白さがありますね。

一方、管理業務は全体を見渡せるメリットがあります。フロント業務はフロント中心に、レストラン業務はレストラン中心に、宴会業務は宴会中心に、調理業務は調理を中心に見るという中、管理は統括して見なくてはいけない立場なのでその違いがあります。そういう意味で、管理というのは全体マネジメント視点からの面白さがあります。本社にも在籍しましたが、本社になるとさらに全国のホテルを俯瞰してみる視野の広さが必要だし、養われると思うので会社としての面白さみたいなものが得られます。どちらがいいというより、それぞれで面白さがあり、やりがいも感じます。

 

 

Q 部門を異動される中で、異なる環境を受け入れる際に心がけていることはありますか。
タイプ的に異動先を久米色に染めるとかのタイプではなくて、あなた色に染まるタイプですので、最初は、「お邪魔します、失礼します、異動になってきました。久米です。お願いします。」の感じで、まずは馴染むっていうのを第一優先に考えています。結構人見知りされないので、そうやっていくと割と馴染むのは早いのかなと思いますし、皆さんが馴染んでくれるのがちょっと早いのかなとも感じます。いちばん心がけていることは、こちらが馴染もうとしていることです。受け入れる職場ではどういう人だろうとかでやはり不安です。だからまず向こうを安心させて「大丈夫ですよ、怖くないですよ。馴染んでいきますからね」ということを見せていくことです。私の場合、異動の間隔がだんだん短くなってきていて、どうすれば馴染めるかみたいなところは、ちょっとわかってきたような気がします。大切なことは、相手も絶対不安だから、「大丈夫ですよ」と安心してもらうことじゃないでしょうか。

 

Q ホテル業界は英語を使う場面が多いと思うのですが、お仕事したら身につくのか、入社時から話せる人が多いのか、というこの2点お聞きしたいです。
1000本ノックじゃないですけど、今東京都内23区内のホテルに外国人の方はだいぶ多いので、そういう人たちと話しているうちにコミュニケーションが取りやすくなっていくことはあると思います。それに加えて、実践で勉強できるっていうのは大きいと思います。渋谷のホテルは宿泊するお客様の80パーセント以上が外国人でした。渋谷は外国人が多く、ホテルの採用を担当している時は、もうホテルの経験はなくていいから、とにかく「英会話が可能か」を基準で採用していました。現勤務先の吉祥寺は外国人率が10~20パーセントぐらいです。都心のホテルで働きたい場合は、フロント業務は英語ができないと難しくなります。

 

Q 接客業を目指してホテル業界に就職したと思うのですが、学生時代に思い描いていた理想の働き方とギャップがありましたか。
きつい仕事なのだろうなと思っていたので、あまりギャップはなかったですね。外から見ると華やかだけど、体力も使うし結構きつい仕事だろうと思い入社しましたので、ギャップみたいなものはあまりなかったです。当時はそんなに仕事に対して明確なこういうビジョンがなかったのだとも思います。だから、ギャップっていうのはあまりなかったです。

 

 

Q 転職を考えたりすることはなかったのですか。
転職しなかった理由は、結構異動させてもらって、様々な業務に就いたことが大きいです。レストラン業務、本社での財務や人事、新しいホテル立上げとか、色々な体験をさせてもらっていたので、新しい仕事が自分の会社内でできていると感じていました。そういう意味であまり転職は考えませんでしたが、1度だけ考えました。小さい頃から鉄道が好きだったのですが、某鉄道会社が中途採用を募集した際、応募したときですね。結局、採用されなかったので転職しませんでした。その会社は新卒の時も受け、中途採用でも落ちたので縁がなかったのかなと思います。だから、転職はその一度以外は考えたことはないです。仕事が嫌だから、辞めたいというのは、絶対やめようと思っていましたので、今に至るまでそう思ったことはありません。様々な仕事をさせてもらったので、転職はそういった良い意味で考えませんでした。

 

 

Q ホテル業界でコロナ中とコロナ後の変化などありましたら教えてください。
とにかく大変でした。人が動くなり泊まる人もいないし、外食などもってのほかの感覚でした。お客様が動いてもらわないと話にならない商売なのに、動くなっていう話になっていたのでひどかったです。そして、2020年4月に緊急事態宣言が出て、東急ホテルズでは大半のホテルが休館しました。2020年はオリンピックでホテル業界は潤うはずでしたが、会社の業績は悪化していきました。人が動くなっていうことになると、ホテルはきついということは想像がつくと思います。2022年10月から外国人が入国しやすくなり、制限が解けてきて、今の業績は宿泊に関してはコロナ前以上になっています。そうなると今度は人が足りません。全体的に都内のホテルは人が足りていないのが現状です。以前だと考えられませんでしたが、今はホテルのレストランは定休日を設けているところも多いです。元々、ホテル業界は人が不足しがちな業界ではありますので、コロナ後の急なこの回復に対処できていない印象です。また、宴会では以前のような大勢の立食パーティーが薄れ、規模がだいぶ小さくなってきました。客室とかレストランは割と戻ってきていますが、宴会がまだ戻りきれてないのは、どこのホテルも同じ現象と思います。

 

Q今のお話の中でホテル業界は人が足りないと認識しました。AIがチェックインなどをやってくれたりするので、人がいらなくなると思ってしまいがちですが、いかがでしょうか。
やはりある程度の機械化は避けられないと思います。ただ、なんでもかんでも機械化するのではなくて、機械がやった方がいいことは機械がやる、人間がやった方がいいことは人間がやるというのが筋だと感じます。お客様との接点を持つようなことだったら人間がやった方がいいし、チェックインやチェックアウトは自動でやるという方向にはなっています。レストランでも、スマホでメニューを出すとか、以前だとホテルだったらそれはいいのかなでしたが、コロナを経てからは、いいじゃないかとなってきていると感じます。メニューをまた消毒とかするぐらいだったら、端からQRコードだけ置いてやった方がいいじゃないかというところはありました。人がいないという状況や、コロナを経て、機械でできるところは全部機械でやっていこうとの方向ではあります。それでもまだ人は足りてないという印象です。

 

Q 管理部門とサービス業、仕事をする上で大切にしていることってありますか。
サービス業務はお客様に対してどうするか、ということです。サービスをする人たちは、お客様と接するけど、バックゾーンの人は従業員がお客様なのです。お客様に満足してもらうという意味では、それが身内なのか、本来のお客様なのかは違いますが、本質は一緒です。相手がいることなので、その相手に喜んでもらい、やりやすくやってもらう。だた、サービス業はどんな人が来るかわからないので、フレキシブルな対応が求められますね。基本的には相手に喜んでもらう、相手のために何かをやるというのは変わらないと思います。表面上はだいぶ違いますが、根底の部分では同じだと思います。管理って楽そうって言われますが、管理は管理でやっている人にしてみると色々なことを考えてやっていますが、理解してもらえないところがあります。我々管理の人間も多岐に亘る部門と接点があって、相手にとって何がいいかということを考えながら仕事をしています。そこはあまりサービスの方と変わらないのかなと思っています。

 

 

Q ホテル業界で働いていて、今までで1番記憶に残っていることや、やりがいを感じたことを教えていただきたいです。
記憶に残っているのは、入社して最初の初日です。3週間の研修後、レストランに配属になりました。スポーツをやっているので体力に自信はありましたが、ただ動いているわけではなくて、お客さんを介して気遣って、1日8時間はとてもきつかったです。人生で初めてご飯を食べられなかった日です。自分はそんなことは起こらないと思っていたので、結構ショックだったというのを覚えています。あといちばん印象的だったのは、博多に行って、2009年の8月にホテルを開業させたことですね。新規のホテルを開業させることがミッションで博多に行ったのですが、「自分がこのホテルを開業させたのだな」と思い、開業日を迎えた時は泣きそうになるぐらい感激しました。借りていたマンションにも帰宅できずに打ち込みました。ホテル開業の為の博多在籍は3年半でしたが、全然やったことのない仕事ばかりできつかったですが、振り返るとやりがいのある業務として最も記憶に残っています。

 

Q 就職に関連して、周りの同期や先輩後輩で、活躍している人の共通点はありますか。
どんな仕事も相手がいることなので、その相手のことを考えられる人というのはちょっと遠回りするかもしれませんが、最終的に相手の信頼が得られることを学びました。会話して、表情などを通じて相手がどう考えているかを察することができる人は、仕事ができるなと普段から感じています。そういう人は自分の考えを押し付けるというより、相手がどう考えているかがよくわかっている人だと感じます。

 

 

Q 久米さんご自身の今後のキャリアや、ホテル業界の将来について何かありますか。
私個人で言うと総支配人になりたいです。各ホテルにはトップが存在し、全部を管轄していますが、その役職を担いたいと感じています。ホテル業界で言うと、おそらく何もなければ、これからしばらくは外国の方もいらっしゃるでしょうし、あまり変なことにはならないと思っています。パンデミックみたいなものがなければ、日本の国としても観光事業に力を入れていくようですし、来日する外国人の数はどんどん増やしていきたいという方向でいますので、その意味ではホテル業はまだまだ伸びしろがあるだろうと思います。ただ先ほど話したように人材の問題もあって、対応が追いつけるのかという懸念はありますが、お客様の数としては、どんどん増えていくので、すごく有望な業界だとは思っています。ただ体力的にはきつい仕事なので、避けられてしまうところはありますが、それを上回る良いところがある業界だとも感じます。ぜひ皆さん、就職する際はホテル業界も考えてみてください。私は採用担当から外れてからも「成城大学の合同会社説明会だけは行かせてください」と頼んでいました。成城出身の方は絶対ホテル業界が合っていると思います。というのも成城の人はコミュニケーション能力が高く、ホテル業界で勤務している成城のOBOGの集まり(名称:ホテル成城会)があるのですが、そこではよく「成城出身者は先輩を先輩と思わない」と耳にします。これは下手すれば怒られることですが、実際は怒られていないということは、これ以上やったらダメだけど、ここまでなら大丈夫というバランス感覚が優れている人が成城には多いということだと思います。その感覚はホテル業界や接客業においてすごく大事なことです。あまり硬く接しても相手は心を開いてくれないけれど、あまり入りすぎても引かれてしまう。そのバランスを見極めるのってすごく大切で、成城の人はそれがすごく得意なのだろうとよく話をしています。だから、ぜひ皆さんもこれから就職活動していくにあたって、色々な業界を見られるでしょうが、ホテル業界もぜひ覗いてみてもらいたいです。ホテルもそれぞれのホテルではカラーも違ったりするので、色々なホテルを見てもらいたいです。それで少しでもいいなと思ったらぜひ皆さんの就職先の候補の1つに入れてもらえたら嬉しいです。

 

Q 今私たちは大学3年生なのですが、社会に出る前に身につけておいた方が良い能力はありますか。
仕事に関連する資格を取る必要がある場合や、キャリアアップのために勉強を続けることが求められることがあります。そういったときに勉強は習慣化が重要で、時間の確保や計画的な取り組みが必要です。忙しい社会人生活の中でも、自己啓発やスキルアップのために勉強を続けることは大切なことなので、学生時代からこういった勉強の習慣を身につけていくことをお勧めします。社会人になると時間を捻出するのが難しくなり、大学時代に勉強しておくべきだったと後悔することがあるかもしれません。大学生活は学ぶ絶好の機会であり、その時間を有効に使うことは将来に大きな影響を与えます。あと1年半の学生生活が残っている皆さんにはまだ十分な時間があります。今のうちにしっかりと勉強し、自分の興味やキャリアに関連するスキルを磨くことは、将来の成功への投資です。後悔しないように、時間を有効に使い、学び続ける姿勢を持ち続けてほしいです。

また、実社会に出て求められるのは英語力ですね。ホテル業界でなくても、この先どんどんグローバル化が進んで使う機会が増えると思います。あとは今からでも打ち込めるものは打ち込んだ方がいいと思います。ほかにも視野を広げるような経験はした方がいいと思います。今までやっていないけれど、やってみたいことをやってみるチャンスだと思うので、それが就職活動に役立つかどうかはわからないですけれど、就職後にはおそらく役立つと思います。入社時は同じスタートラインですが、社会人になってからはそういう経験が活きてくるのだろうなと感じています。

 

 

Q その「視野の広さ」というのはどういうところに現れると思いますか。
上手く言えませんが、何かについて話すときに、その「何か」の一部の一面的な部分しか見ないで話すのではなく、少し俯瞰して全体を多角的にみて話すことができるか否かということだと思います。その為には、今までの経験を増やすことで自分の中の引き出しを増やすことだと思います。そうすることで、同じものを見ても見える形が異なってくると思います。

 

Q最後に私たち学生に伝えておきたいことはありますか。
1つは、ホテル業界はいいですよということです。私は新卒から今まで1つの会社にいますが、今の時代はそうでない選択もありますよね。その中で、後々別の業界に転職するにしても、スタートとしてホテル業界というのは、すごく人と接する仕事なので悪くないということです。もちろんホテル業界に入って続けることがいちばん有り難いのですが、現実問題、転職する人も結構います。社会人のベースとしてホテルマンでしたというのは悪くなく、就職活動の1つの選択肢としてぜひ考えてもらいたいと思います。あと、皆さんはこれから社会人になって失敗もすると思います。自分の失敗を他の人が笑っているみたいと思うかもしれませんが、他の人はそこまで見てないというか、おそらく他の人はそこまで気にしていないので、失敗してもくじけないでください。色々な失敗をする中でも、「責めたり笑ったりしてはいけない」というのが私の信条なので、多分これから失敗もあると思いますが、失敗をしてもくじけないでください。長い人生たくさん失敗すると思うので、そこはぜひ覚えていただければと思います。

長時間に亘り、有難うございました。

 

編集後記
第10回卒業生インタビューでは、東急グループホテルの管理部門にてご活躍されている久米祐輔さんにお話を伺いました。相手を緊張させないお人柄 で、とても楽しくインタビューをさせていただきました。
久米さんは大学時代に部活動に打ち込み、仲間とともに成長できた経験が宝物で、今にも生かされているとおっしゃっていました。
今回のインタビューでは、視野を広げる経験をすること、失敗してもくじけないこと、そして相手の思いを考えることが大切、とのお話が印象的でした。また、ホテル業界で働くことの面白さや苦労されたことなど久米さんの経験談から、これから社会にでていく私たちにとって糧になるとともに、将来への期待感を得ることができました。

成城大学経済学部 境新一ゼミ

吉田来哉(経済学部3年)
河野真祈(経済学部3年)
相原桃子(経済学部3年)
大滝祐太(経済学部3年)
常山大地(経済学部3年)

後列左から 本田敏和(事務局長)、大滝祐太、常山大地、吉田来哉、田辺清(常任委員副委員長)、
前列左から 相原桃子、久米祐輔氏、河野真祈、境新一先生